緊急避妊法とは
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緊急避妊法
緊急避妊法として一般的に用いられるのがアフターピルと呼ばれる薬を服用し、避妊を行ないます。避妊に失敗したときなどの場合に、性交後72時間以内に薬を服用することで妊娠を防ぐ方法です。
2010年代までは緊急避妊薬として(通称:ヤツベ法)中用量ピルをアフターピルとして代用していましたが、非常に副作用が大きく、吐き気、嘔吐などが起きていました。
2011年2月に新たに厚生労働省が承認したノルレボという緊急避妊薬が登場しました。この新薬は以前のヤツベ法の違いは、吐き気・嘔吐などの副作用が少なく、性交後72時間以内に1回の服用で済むことです。
しかし、ノルレボは保険が適用されないため自由診療となっております。自由診療になっているため、処方されるクリニックによって費用が異なっていますので、処方を受ける場合はクリニックにお問い合わせされることをお勧めします。
緊急避妊薬ノルレボ錠0.75mg
このくすり(右記写真参照)は、避妊に失敗又は避妊をしなかった性交後、緊急的に用いる避妊薬です。
服用方法
ノルレボ錠は白色の錠剤で、1シートに2錠(1回分)が収められています。性交後72時間以内に、2錠を1度に服用します。
※必ず2錠を1度に服用してください。
※性交後72時間以内に服用してください。
服用する時刻や時間帯は特に定められていませんが、なるべく早く服用してください。
服用後の注意点
- このくすりを服用することで、完全に避妊が回避できるものではありません。
- このくすりの服用後も、妊娠する可能性がありますので、適切な避妊をおこなってください。
- このくすりを服用した後に、月経のような出血(消退出血)があらわれることがあります。また、不正子宮出血や頭痛、吐き気、倦怠感、眠くなるなどの月経時に見られる症状があらわれることがあります。症状が続く場合には、かかりつけの医師にご相談ください。
- このくすりを服用した後に、月経周期や出血の状況(日数や量)に一時的な変化が見られることがあります。
- 不正子宮出血や妊娠初期の出血は、通常の月経と区別がつかないことがありますので、出血の有無に関わらず、医師の指導のとおりに再度来院して診察を受けてください。
- このくすりの成分は乳汁中に移行しますので、授乳中の方は、服用後少なくとも24時間は授乳しないでください。